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平成27年 不動産鑑定士試験 短答式 行政法規 問15

都市緑地法C 標準

都市緑地法に関する次のイからホまでの記述のうち、誤っているものの組み合わせはどれか。

イ 土地所有者等の全員の合意により締結され、市町村長の認可を受け、公告された緑地協定について、当該緑地協定区域内の土地所有者等(当該緑地協定の効力が及ばない者を除く。)が当該緑地協定を廃止しようとする場合においては、その過半数の合意をもってその旨を定め、市町村長の認可を受けなければならない。また、市町村長は、当該認可をしたときは、その旨を公告しなければならない。

ロ 市は、都市計画区域内の500平方メートル以上の面積を有する緑地で、一定の要件を満たす土地の区域に限り、都市計画に特別緑地保全地区を定めることができる。特別緑地保全地区内においては、原則として、市長の許可を受けなければ、建築物その他の工作物の新築、改築又は増築や木竹の伐採等の行為をしてはならない。

ハ 地方公共団体又は緑地管理機構は、良好な都市環境の形成を図るため、都市計画区域又は準都市計画区域内における一定規模以上の土地等の所有者の申出に基づき、当該土地等の所有者と市民緑地契約を締結して、市民緑地を管理することができる。

ニ 市の都市計画で定められた緑化地域内において、敷地面積が一定規模以上の建築物の新築をしようとする者は、原則として、当該建築物の緑化率を、緑化地域に関する都市計画において定められた建築物の緑化率の最低限度以上としなければならず、また、土石の採取や木竹の伐採等の行為は市長への届出が義務付けられている。

ホ 市の都市計画で定められた緑地保全地域内において、宅地の造成や土地の開墾をしようとする場合には、原則として、あらかじめ、市長にその旨を届け出なければならず、当該届出をした日から起算して30日を経過した後でなければ、当該届出に係る行為に着手してはならない。

(1) イとハ
(2) イとニ
(3) ロとニ
(4) ロとホ
(5) ハとホ

正解と解説を見る

正解:(3)

解説

【正解 (3)】誤っているのはロ・ニです。 ロ ×:特別緑地保全地区には「500平方メートル以上」という面積要件はありません。都市計画区域又は準都市計画区域内の緑地のうち、無秩序な市街地化の防止に効果があるもの、伝統的・文化的意義を有するもの、風致景観が優れているもの等の要件に該当する土地の区域について定められます。面積要件を伴うのは緑地協定や市民緑地の対象の場面であり、混同させる出題です。なお地区内の行為が原則許可制である点は正しい記述です。 ニ ×:緑化地域は、建築物の緑化率の最低限度を定めて緑化を促す制度であり、土石の採取や木竹の伐採等について届出義務は課されていません。これらの行為の届出制は緑地保全地域の規制(ホ)です。緑化地域=新築時の緑化率規制、緑地保全地域=現状変更行為の届出制、と役割を分けて理解してください。 イ ○:緑地協定の締結は土地所有者等の全員の合意によりますが、廃止は過半数の合意で足り、市町村長の認可を受けます。認可があったときは公告されます。 ハ ○:地方公共団体又は緑地管理機構は、土地等の所有者の申出に基づき市民緑地契約を締結して市民緑地を管理できます。 ホ ○:緑地保全地域内で宅地の造成や土地の開墾等をしようとする場合は、あらかじめ市長に届け出なければならず、届出の日から起算して30日を経過するまでは行為に着手できません。

この問題の正解・解説は出題当時(平成27年)の法令によっています。その後の改正で現行法では扱いが異なる場合があります。

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この問題に出てくる用語

準都市計画区域

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出典:平成27年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。