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平成27年 不動産鑑定士試験 短答式 行政法規 問4

地価公示法B 重要

地価公示法に関する次のイからホまでの記述のうち、誤っているものの組み合わせはどれか。

イ 都市及びその周辺の地域等において、土地の取引を行う者は、取引の対象土地の近傍の標準地について公示された価格を指標として取引を行わなければならない。

ロ 土地鑑定委員会の命を受けた者が、標準地の鑑定評価のために、建築物が所在する他人の占有する土地に立ち入って調査をする必要がある場合、原則として、立入りの際に当該土地の占有者の承諾を得なければならないが、立入りの日の3日前までに当該土地の占有者にその旨を通知した場合については、この限りではない。

ハ 不動産鑑定士が公示区域内の土地について鑑定評価を行う場合において、当該土地の正常な価格を求めるときは、土地鑑定委員会により公示された標準地の価格を規準としなければならない。

ニ 土地鑑定委員会の求めにより標準地の鑑定評価を行った不動産鑑定士が、正当な理由なくその鑑定評価に際して知ることのできた秘密を漏らした場合、懲役を科される可能性がある。

ホ 土地鑑定委員会が、標準地の単位面積当たりの正常な価格を判定したときは、標準地及びその周辺の土地の利用の現況についても官報で公示しなければならない。

(1) イとロ
(2) イとホ
(3) ロとニ
(4) ハとニ
(5) ハとホ

正解と解説を見る

正解:(1)

解説

【正解 (1)】誤っているのはイ・ロです。 イ ×:法第1条の2は「取引の対象土地に類似する利用価値を有すると認められる標準地について公示された価格を指標として取引を行なうよう努めなければならない」と定めています。努力義務である点、及び比較の対象が「近傍の標準地」ではなく「類似する利用価値を有すると認められる標準地」である点の二重に誤りです。 ロ ×:法第22条により、立入りの3日前までに占有者へ通知することが必要であり(第2項)、建築物が所在し又は垣、柵等で囲まれた土地に立ち入るときは、立入りの際にあらかじめその旨を占有者に「告げ」なければなりません(第3項)。占有者の承諾が要件とされているのは、日出前又は日没後に立ち入る場合です(第4項)。設問は承諾と通知の関係を取り違えています。 ハ ○:法第8条。公示区域内の土地について正常な価格を求めるときは、公示価格を規準としなければなりません。 ニ ○:標準地の鑑定評価を行った不動産鑑定士の秘密保持義務違反には罰則があります。 ホ ○:法第6条第4号。標準地及びその周辺の土地の利用の現況も公示事項です。

この問題の正解・解説は出題当時(平成27年)の法令によっています。その後の改正で現行法では扱いが異なる場合があります。

📖 関連するテキスト:2-1 地価公示の仕組み ── 標準地・公示価格(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

土地鑑定委員会標準地

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出典:平成27年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。