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平成29年 不動産鑑定士試験 短答式 行政法規 問40

資産流動化法C 標準

資産の流動化に関する法律及び投資信託及び投資法人に関する法律に関する次のイからホまでの記述のうち、誤っているものの組合せはどれか。

イ 「資産流動化計画」とは、特定目的会社による資産の流動化に関する基本的な事項を定めた計画をいう。

ロ 登録投資法人は、規約に定める資産運用の対象及び方針に従い、不動産の取得又は譲渡を行うことができるが、不動産の貸借を行うことはできない。

ハ 投資信託委託会社は、運用の指図を行う投資信託財産について建物の譲渡が行われたときは、当該建物に係る不動産の鑑定評価を、不動産鑑定士であって利害関係人等でないものに行わせなければならない。ただし、当該譲渡に先立って当該鑑定評価を行わせている場合は、この限りでない。

ニ 登録投資法人が投資の対象とする資産に不動産が含まれる場合には、資産運用会社は、不動産特定共同事業法の許可を受けている金融商品取引業者でなければならない。

ホ 資産運用会社がその任務を怠ったことにより投資法人に損害を生じさせたときは、その資産運用会社は、当該投資法人に対し連帯して損害を賠償する責任を負う。

(1) イとロ
(2) イとホ
(3) ロとニ
(4) ハとニ
(5) ハとホ

正解と解説を見る

正解:(3)

解説

【正解 (3)】誤っているのはロ・ニです。 ロ ×:投資信託及び投資法人に関する法律第193条第1項は、登録投資法人が行うことができる取引として、有価証券の取得又は譲渡・貸借、不動産の取得又は譲渡、不動産の「貸借」、不動産の管理の委託等を掲げています。不動産の貸借を行うことができます。取得した不動産を賃貸して賃料収入を得るのがREITの基本構造です。 ニ ×:同法第199条第1項第1号により、登録投資法人が投資の対象とする資産に不動産が含まれる場合の資産運用会社は「宅地建物取引業法第3条第1項の免許を受けている金融商品取引業者」でなければなりません。主として不動産に投資する場合は、さらに宅地建物取引業法第50条の2第1項の取引一任代理等の認可が必要です(同項第2号)。不動産特定共同事業法の許可ではありません。 イ ○:資産の流動化に関する法律第2条第4項。資産流動化計画とは、特定目的会社による資産の流動化に関する基本的な事項を定めた計画をいいます。 ハ ○:投資信託及び投資法人に関する法律第11条第1項。投資信託委託会社は、運用の指図を行う投資信託財産について土地・建物等の特定資産の取得又は譲渡が行われたときは、利害関係人等でない不動産鑑定士に鑑定評価を行わせなければなりません(先立って行わせている場合を除く)。資産運用会社についても同旨の規定があります(同法第201条第1項)。不動産鑑定士の業務に直結する条文です。 ホ ○:資産運用会社がその任務を怠ったことにより投資法人に損害を生じさせたときは、当該投資法人に対し連帯して損害を賠償する責任を負います。

この問題の正解・解説は出題当時(平成29年)の法令によっています。その後の改正で現行法では扱いが異なる場合があります。

📖 関連するテキスト:17-1 不動産証券化の全体像と資産流動化法(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

宅地建物取引業代理

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出典:平成29年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。