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平成27年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問40

各論第1章A 最重要

一体利用することが合理的と認められる、規模の大きい更地である対象不動産に、開発法を適用した。販売総額等の諸数値は下記のとおりである。この場合、開発法による価格として正しいものは、次のうちどれか。

・販売総額(実額)※1:1,540,000,000円

・価格時点から販売時点までの期間:12か月

・建物の建築費(複利現価)※2:616,000,000円

・付帯費用(複利現価)※3:146,300,000円

・投下資本収益率:年利10%

※1 販売総額(実額):マンションの販売総額(各戸の販売実額の単純な合計)である。販売時点に、その全額が収入として一括して得られるものとする。

※2 建物の建築費(複利現価):建物の建築費の実額に、価格時点から支払い時点までの期間の考慮を加えた複利現価(投下資本収益率を用いて価格時点に割り戻したもの)である。

※3 付帯費用(複利現価):付帯費用の実額に、価格時点から支払い時点までの期間の考慮を加えた複利現価(投下資本収益率を用いて価格時点に割り戻したもの)である。

(1) 637,700,000円
(2) 707,000,000円
(3) 777,700,000円
(4) 847,000,000円
(5) 931,700,000円

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正解:(1)

解説

【正解 (1)】637,700,000円です。 開発法による価格は、販売総額の現在価値から、建築費及び付帯費用の現在価値を控除して求めます。すべてを価格時点の価値に揃えることがポイントです。 ①販売総額の複利現価 販売総額は12か月後(1年後)に一括で得られるので、投下資本収益率10%で1年分割り戻します。  1,540,000,000円÷1.1=1,400,000,000円 ②建築費・付帯費用はすでに複利現価として与えられているので、そのまま控除します。  1,400,000,000円-616,000,000円-146,300,000円=637,700,000円 販売総額を割り戻さずに1,540,000,000円から控除すると777,700,000円(選択肢(3))となります。収入・支出の発生時点が異なるものを同じ時点に揃えるという開発法の基本構造が問われています。

📖 関連するテキスト:29-5 開発法(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

価格時点開発法

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出典:平成27年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。