平成29年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問34
各論第1章A 最重要
次の記述のうち、貸家及びその敷地の鑑定評価を行うに当たって、総合的に勘案する事項として誤っているものはどれか。
(1) 将来における賃料の改定の実現性とその程度
(2) 将来見込まれる一時金の額及びこれに関する契約条件
(3) 契約締結の経緯、経過した借家期間及び残存期間並びに建物の残存耐用年数
(4) 借家の目的、契約の形式、登記の有無、転借か否かの別及び定期建物賃貸借(借地借家法第38条に規定する定期建物賃貸借をいう。)か否かの別
(5) 借地権の取引慣行及び底地の取引利回り
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正解:(5)
解説
【正解 (5)】貸家及びその敷地の鑑定評価に当たって総合的に勘案する事項として誤っているのは(5)です。
(5) ×:「借地権の取引慣行及び底地の取引利回り」は、借地権及び底地の鑑定評価において勘案する事項です(各論第1章第1節Ⅰ3.)。貸家及びその敷地は建物の賃貸借の問題であり、土地の賃貸借に関する借地権の取引慣行や底地の利回りは勘案事項に含まれません。
(1)〜(4) ○:貸家及びその敷地の勘案事項は、将来における賃料の改定の実現性とその程度、将来見込まれる一時金の額及びこれに関する契約条件、契約締結の経緯・経過した借家期間及び残存期間並びに建物の残存耐用年数、借家の目的・契約の形式・登記の有無・転借か否かの別及び定期建物賃貸借か否かの別などです。
借地権・底地の勘案事項と貸家及びその敷地の勘案事項は表現が似ているため、「借地」と「借家」のどちらの話かで切り分けてください。
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