鑑トレ

過去問 > 平成29年 鑑定理論 > 問35

平成29年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問35

各論第2章B 重要

次のイからホまでの記述のうち、継続中の宅地の実際支払賃料の鑑定評価を行う場合に、総合的に勘案する事項を踏まえて不動産鑑定士が行う調査等として正しいものをすべて掲げた組合せはどれか。

イ 当該宅地の存する地域における土地価格の推移を把握するために、近隣地域に存する地価公示標準地の公示価格の推移を調べた。

ロ 当該宅地に係る固定資産税及び都市計画税の推移を把握するため、所有者にその推移が分かる資料の提示を求めた。

ハ 直近合意時点と同時期に開始された新規賃貸借契約における賃料を調べた。

ニ 近隣地域及び同一需給圏内の類似地域等内では宅地の賃料に関する資料が得られなかったので、同一需給圏内の代替競争不動産の賃料、その改定の程度及びそれらの推移を調べた。

ホ 賃料改定の経緯を把握するため、改定ごとの契約書の提示を受け、これらを確認した。

(1) イとロとハ
(2) ロとニとホ
(3) イとロとハとニ
(4) イとロとニとホ
(5) すべて正しい

正解と解説を見る

正解:(5)

解説

【正解 (5)】イからホまですべて正しい調査です。継続中の宅地の賃貸借等の契約に基づく実際支払賃料を改定する場合、直近合意時点から価格時点までの期間を中心に、次の事項を総合的に勘案します(各論第2章第1節Ⅱ2.)。 ①近隣地域若しくは同一需給圏内の類似地域等における宅地の賃料又は同一需給圏内の代替競争不動産の賃料、その改定の程度及びそれらの推移/②土地価格の推移/③賃料に占める純賃料の推移/④底地に対する利回りの推移/⑤公租公課の推移/⑥直近合意時点及び価格時点における新規賃料と現行賃料の乖離の程度/⑦契約の内容及びそれに関する経緯/⑧契約上の経過期間及び直近合意時点から価格時点までの経過期間 イ ○:土地価格の推移の把握のために公示価格の推移を調べることは適切です。 ロ ○:公租公課の推移の把握として、固定資産税及び都市計画税の資料提示を求めることは適切です。 ハ ○:直近合意時点における新規賃料と現行賃料の乖離の程度を把握するため、同時期の新規賃貸借契約の賃料を調べることは適切です。 ニ ○:近隣地域及び類似地域で資料が得られない場合に、同一需給圏内の代替競争不動産の賃料等を調べることは条文が明示する方法です。 ホ ○:契約の内容及びそれに関する経緯の把握として、改定ごとの契約書を確認することは適切です。

📖 関連するテキスト:40-1 各論第2章の全体像と賃料の類型(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

直近合意時点同一需給圏支払賃料価格時点近隣地域類似地域標準地賃貸借

← 問34平成29年 鑑定理論 一覧問36 →

鑑トレに登録すると、この問題を解いた記録が残り、間違えた問題だけを解き直せます。選択肢を1肢ずつ○×で解く練習もできます。

無料で始める

登録はメールアドレスだけ。β版のいまは、過去問・一問一答・テキストを含む全機能を無料で使えます

出典:平成29年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。