鑑トレ

過去問 > 平成29年 鑑定理論 > 問8

平成29年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問8

総論第3章B 重要

建物に関する個別的要因に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものをすべて掲げた組合せはどれか。

イ 建物の各用途に共通する個別的要因として「建物の性能」があるが、鉄筋コンクリート造の堅固建物は現行の建築基準法に基づくいわゆる新耐震基準を満たしているといえる。

ロ 建物の各用途に共通する個別的要因である「設計、設備等の機能性」は、業務系の建物を中心として、各階の床面積、天井高、床荷重等の躯体に関わるもののほか、情報通信対応設備の状況、空調設備の状況、エレベーターの状況、電気容量、自家発電設備・警備用機器の有無等があり、建物利用における汎用性等にも影響を与える。

ハ 住宅において特に留意すべき個別的要因を例示すれば、天井高、床荷重、情報通信対応設備・空調設備・電気設備等の状況が挙げられる。

ニ 事務所ビルにおいて特に留意すべき個別的要因を例示すれば、売場面積、客動線、バリアフリー化の状況、施設立地・規模が挙げられる。

ホ 物流施設において、特に留意すべき個別的要因を例示すれば、階数、各階の床面積、天井高、柱間隔、床荷重、空調設備、エレベーターが挙げられる。

(1) ロとハ
(2) ロとホ
(3) イとハとホ
(4) イとニとホ
(5) すべて正しい

正解と解説を見る

正解:(2)

解説

【正解 (2)】正しいのはロ・ホです。運用上の留意事項Ⅱ2.(建物に関する個別的要因)からの出題です。 ロ ○:「設計、設備等の機能性」の要因として、各階の床面積、天井高、床荷重、情報通信対応設備の状況、空調設備の状況、エレベーターの状況、電気容量、自家発電設備・警備用機器の有無、省エネルギー対策の状況、建物利用における汎用性等が挙げられています。 ホ ○:物流施設で特に留意すべき個別的要因として、階数、各階の床面積、天井高、柱間隔、床荷重、空調設備、エレベーター等が挙げられています。荷役と保管の効率を左右する要素です。 イ ×:「建物の性能」については、建築基準法に基づく耐震基準との関係及び耐震改修促進法に基づく耐震診断の結果に留意するとされています。構造が鉄筋コンクリート造の堅固建物であることと、新耐震基準(昭和56年6月1日以降の確認)を満たすかどうかは別問題です。旧耐震の堅固建物は多数存在します。 ハ ×:天井高、床荷重、情報通信対応設備・空調設備・電気設備等は、各用途に共通する「設計、設備等の機能性」や事務所ビルで重視される要因です。住宅で特に留意すべきものとして挙げられているのは、屋根、外壁、基礎、床、内装、間取り、台所・浴室・便所等の給排水設備・衛生設備の状況等です。 ニ ×:売場面積、客動線、バリアフリー化の状況、施設立地・規模は商業施設(店舗)の個別的要因です。事務所ビルではありません。

📖 関連するテキスト:6-1 価格形成要因と一般的要因の意義(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

個別的要因

← 問7平成29年 鑑定理論 一覧問9 →

鑑トレに登録すると、この問題を解いた記録が残り、間違えた問題だけを解き直せます。選択肢を1肢ずつ○×で解く練習もできます。

無料で始める

登録はメールアドレスだけ。β版のいまは、過去問・一問一答・テキストを含む全機能を無料で使えます

出典:平成29年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。