令和8年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問3
総論第2章C 標準
不動産の種別に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
(1) 宅地移行地とは、宅地地域以外の地域から宅地地域へと移行しつつある地域のうちにある土地をいう。
(2) 移行地については、特に周辺地域の地域要因の変化の推移、動向が移行地の変化の動向予測に当たって有効な資料となる。
(3) 住宅地域は、専ら居住の用に供されており、居住環境が良好であることから、事務所や小工場が混在する地域は住宅地域に含まれない。
(4) 普通商業地域とは、主として近隣の居住者に対する日用品等の販売を行う店舗等が連たんしている地域をいう。
(5) 長期優良住宅地とは、敷地が広く、街区及び画地が整然とし、植生と眺望、景観等が優れ、建築の施工の質の高い建物が連たんし、良好な近隣環境を形成する等居住環境の極めて良好な地域であり、従来から名声の高い住宅地域のうちにある土地をいう。
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正解:(2)
解説
【正解 (2)】移行地の分析では、周辺地域の地域要因の変化の推移・動向が有効な資料となります。
(1) ×:本肢は「宅地見込地」(転換しつつある地域のうちにある土地)の説明です。移行地とは、宅地地域、農地地域等の同一種別の地域の中で、細分されたある種別の地域から他の種別の地域へと移行しつつある地域のうちにある土地をいいます(基準総論第2章)。
(2) ○:移行地の変化の動向予測に当たっては、周辺地域の地域要因の変化の推移、動向が有効な資料となります(留意事項)。
(3) ×:住宅地域には、事務所、店舗、小工場等が混在する地域(混在住宅地域)も含まれます。居住環境が良好な地域に限られるものではありません(留意事項)。
(4) ×:本肢は「近隣商業地域」の説明です。普通商業地域は、高度商業地域・準高度商業地域等以外の商業地域で、店舗等が主体となる地域をいいます(留意事項)。
(5) ×:本肢の内容は「優良住宅地」の説明であり、「長期優良住宅地」という種別は基準・留意事項に存在しません(留意事項)。
【学習ポイント】「見込地=種別の異なる地域への転換」「移行地=同一種別内での移行」の対比が最頻出です。地域の細分の名称(優良住宅地・近隣商業地域等)も正確に覚えましょう。
📖 関連するテキスト:4-1 地域の種別(鑑トレの会員ページ)