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令和7年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問39

各論第1章A 最重要

下記の【前提条件】及び【数値】に従って、区分所有建物及びその敷地の積算価格を求める場合の計算結果として正しいものはどれか。なお、一棟の建物及びその敷地の積算価格から区分所有建物及びその敷地の積算価格を求めるための配分率は、階層別効用比率に位置別効用比率を乗じて求めること。また、計算の過程で小数点以下が生じた場合は、小数点以下第4位を四捨五入する。積算価格は上4桁目を四捨五入して表示する。

【前提条件】

・ 対象不動産は、市街地に立地する3階建鉄筋コンクリート造建物の一室(区分所有建物及びその敷地)である。

・ 対象不動産が存する一棟の建物は全戸が住宅用途である。

・ 一部の区分所有者のみに属する共用部分はない。

・ 対象不動産について特筆すべき個別的要因はない。

・ 対象不動産は201号室である。

【数値】

一棟の建物及びその敷地の積算価格:310,000,000円

階層用途専有面積階層別効用比(※1)
1階住宅105㎡100
2階住宅160㎡105
3階住宅180㎡105
位置用途専有面積位置別効用比(※2)
201号室住宅55㎡110
202号室住宅55㎡100
203号室住宅50㎡110

(※1)階層別効用比とは、一棟の建物の基準階(鑑定主体が判定した基準となる階層)の専有部分の単位面積当たりの効用に対する各階層の専有部分の単位面積当たりの効用の比をいう。階層別効用比率とは、階層別効用比に各階層の専有面積を乗じて得た階層別効用積数の、一棟の建物及びその敷地全体の階層別効用積数の合計値に対する割合をいう。

(※2)位置別効用比とは、同一階層内において基準となる専有部分の単位面積当たりの効用に対する他の各専有部分の単位面積当たりの効用の比をいう。位置別効用比率とは、位置別効用比に各戸別の専有面積を乗じて得た位置別効用積数の同一階層全体の位置別効用積数の合計値に対する割合をいう。

(1) 36,300,000円
(2) 38,400,000円
(3) 38,800,000円
(4) 39,700,000円
(5) 40,000,000円

正解と解説を見る

正解:(5)

解説

【正解 (5)】配分率=階層別効用比率×位置別効用比率を、指示された端数処理に従い順に計算します。 手順1(階層別効用比率):階層別効用積数=階層別効用比×専有面積。1階=100×105㎡=10,500、2階=105×160㎡=16,800、3階=105×180㎡=18,900、合計46,200。対象(201号室)の存する2階の階層別効用比率=16,800÷46,200=0.36363…→小数点以下第4位を四捨五入して0.364。 手順2(位置別効用比率):2階の位置別効用積数。201号室=110×55㎡=6,050、202号室=100×55㎡=5,500、203号室=110×50㎡=5,500、合計17,050。201号室の位置別効用比率=6,050÷17,050=0.35483…→0.355。 手順3(配分率と積算価格):配分率=0.364×0.355=0.12922→0.129。積算価格=310,000,000円×0.129=39,990,000円→上4桁目を四捨五入して40,000,000円。よって(5)が正解です(基準各論第1章の区分所有建物及びその敷地の積算価格の求め方)。 【学習ポイント】効用「比」に専有面積を乗じて効用「積数」、その構成割合が効用「比率」です。端数処理の指示(どの段階で・第何位を四捨五入するか)を読み落とすと他の選択肢に誘導されるため、計算順序と丸め処理を丁寧に確認しましょう。

📖 関連するテキスト:38-1 区分所有建物及びその敷地の意義(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

個別的要因積算価格専有部分共用部分

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出典:令和7年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。