平成27年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問6
総論第3章B 重要
下記の各説明文は、不動産鑑定評価基準総論第3章「不動産の価格を形成する要因」に関する記述である。次のイからニまでの空欄に入る語句として、正しいものの組み合わせはどれか。
・「国際化の状態」は、一般的要因のうち、【イ】として例示されている。
・商業地域、工業地域、農地地域、林地地域に共通する地域要因は、【ロ】が例示されている。
・宅地の個別的要因のうち、「情報通信基盤の利用の難易」は、【ハ】として例示されている。
・建物に関する個別的要因として、【ニ】が例示されている。
(1) イ「経済的要因」 ロ「行政上の助成及び規制の程度」 ハ「住宅地・商業地・工業地に共通する個別的要因」 ニ「建物とその環境との適合の状態」
(2) イ「社会的要因」 ロ「行政上の助成及び規制の程度」 ハ「商業地・工業地の個別的要因」 ニ「建物とその環境との適合の状態」
(3) イ「経済的要因」 ロ「行政上の助成及び規制の程度」 ハ「商業地・工業地の個別的要因」 ニ「建物とその敷地との適応の状態」
(4) イ「経済的要因」 ロ「公法上及び私法上の規制、制約等」 ハ「住宅地・商業地・工業地に共通する個別的要因」 ニ「建物とその敷地との適応の状態」
(5) イ「社会的要因」 ロ「公法上及び私法上の規制、制約等」 ハ「住宅地・商業地・工業地に共通する個別的要因」 ニ「建物とその敷地との適応の状態」
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正解:(1)
解説
【正解 (1)】
イ「経済的要因」:基準総論第3章第1節Ⅲの経済的要因には、貯蓄・消費・投資及び国際収支の状態、財政及び金融の状態、物価・賃金・雇用及び企業活動の状態、税負担の状態、企業会計制度の状態、技術革新及び産業構造の状態、交通体系の状態、そして「国際化の状態」が例示されています。社会的要因には人口の状態、家族構成及び世帯分離の状態、教育及び社会福祉の状態等が挙げられており、国際化の状態は含まれません。
ロ「行政上の助成及び規制の程度」:商業地域・工業地域・農地地域・林地地域の地域要因には、いずれも末尾に「行政上の助成及び規制の程度」が掲げられています。一方「公法上及び私法上の規制、制約等」は個別的要因の側に登場する項目です。
ハ「住宅地・商業地・工業地に共通する個別的要因」:宅地の個別的要因は住宅地・商業地・工業地に分けて例示されていますが、「情報通信基盤の利用の難易」はその3つすべてに共通して掲げられています。
ニ「建物とその環境との適合の状態」:建物に関する個別的要因(建物の各用途に共通するもの)の8番目に掲げられています。似た用語の「建物とその敷地との適応の状態」は、建物及びその敷地に関する個別的要因の側にある項目で、両者は別の階層に属します。この読み替えが本問最大のひっかけです。
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