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令和2年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問3

総論第3章B 重要

地域要因に関する次のイからホまでの記述のうち、誤っているものをすべて掲げた組合せはどれか。

イ 住宅地域の地域要因は、快適性及び利便性に着眼点がおかれており、地域要因の主なものは、「各画地の面積、配置及び利用の状態」、「都心との距離及び交通施設の状態」等があるが、これらの要因は商業地域及び工業地域における地域要因とはならない。

ロ 商業地域の地域要因は、収益性に着眼点がおかれており、商業地域特有の地域要因の主なものは、「繁華性の程度及び盛衰の動向」、「駐車施設の整備の状態」等がある。

ハ 工業地域の地域要因は、費用の経済性及び生産の効率性に着眼点がおかれており、工業地域特有の地域要因の主なものは、「幹線道路、鉄道、港湾、空港等の輸送施設の整備の状況」、「労働力確保の難易」等がある。

ニ 農地地域の地域要因は、農業生産性に係る要因であり、地域要因の主なものは、「日照、温度、湿度、風雨等の気象の状態」、「土壌及び土層の状態」等があるが、これらの要因は、林業生産性に影響を与える林地地域の地域要因でもある。

ホ 農地地域から宅地地域へと転換しつつある地域の地域分析において、転換の程度の高い場合においては、宅地地域となるため宅地地域の地域要因に基づいて分析する必要があるが、転換の程度の低い場合においては、農地地域となるため農地地域の地域要因に基づいて分析する必要がある。

(1) イとハ
(2) イとホ
(3) ロとハ
(4) ロとニ
(5) ニとホ

正解と解説を見る

正解:(2)

解説

【正解 (2)】誤っているのはイ・ホです。 イ ×:基準は、商業地域及び工業地域の地域要因について「前記1.(住宅地域)に掲げる地域要因のほか」として特有の要因を例示しています。したがって「各画地の面積、配置及び利用の状態」「都心との距離及び交通施設の状態」は商業地域・工業地域でも地域要因となります。住宅地域の要因が基礎にあり、そこに各用途特有の要因が加わるという構造で理解してください。 ホ ×:転換又は移行しつつある地域については、転換後又は移行後の種別の地域の地域要因を「より重視すべき」であり、転換又は移行の程度が低い場合には転換前又は移行前の地域要因を「より重視すべき」とされています。どちらか一方の地域になりきると断定するものではなく、重視の度合いの問題です。 ロ ○:繁華性の程度及び盛衰の動向、駐車施設の整備の状態は商業地域特有の地域要因として例示されています。 ハ ○:幹線道路、鉄道、港湾、空港等の輸送施設の整備の状況、労働力確保の難易は工業地域特有の地域要因です。 ニ ○:気象の状態及び土壌・土層の状態は、農地地域にも林地地域にも共通して例示されています。

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この問題に出てくる用語

地域要因地域分析収益性

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出典:令和2年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。