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平成30年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問31

各論第1章A 最重要

下記の説明文は、不動産鑑定評価基準各論第1章「価格に関する鑑定評価」に関する記述である。次のイからハまでの空欄に入る語句として、正しいものの組合せはどれか。

区分所有建物及びその敷地で、【イ】についての鑑定評価額は、【ロ】(売主が既に受領した一時金のうち売買等に当たって買主に承継されない部分がある場合には、当該部分の運用益及び償却額を含まないものとする。)に基づく純収益等の現在価値の総和を求めることにより得た収益価格を標準とし、積算価格及び比準価格を【ハ】決定するものとする。

(1) イ 専有部分を区分所有者が使用しているもの ロ 実質賃料 ハ 関連づけて
(2) イ 専有部分を区分所有者が使用しているもの ロ 実際実質賃料 ハ 比較考量して
(3) イ 専有部分が賃貸されているもの ロ 実際実質賃料 ハ 比較考量して
(4) イ 専有部分が賃貸されているもの ロ 支払賃料 ハ 関連づけて
(5) イ 専有部分が賃貸されているもの ロ 実際支払賃料 ハ 比較考量して

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正解:(3)

解説

【正解 (3)】各論第1章第3節Ⅱ2.(2)「専有部分が賃貸されている場合」の条文そのものです。 イ「専有部分が賃貸されているもの」:収益価格を標準とする旨の記述から、賃貸されている場合の規定と分かります。専有部分を区分所有者が使用しているもの(自用)は、積算価格・比準価格・収益価格を「関連づけて」決定します。 ロ「実際実質賃料」:現に賃貸されている以上、市場の適正賃料ではなく現実の契約賃料が収益の基礎になります。支払賃料ではなく実質賃料である点に注意してください。ただし、売主が既に受領した一時金のうち買主に承継されない部分は、買主にとって収益とならないため、その運用益及び償却額を含めません。 ハ「比較考量して」:収益価格を標準とし、積算価格及び比準価格は比較考量にとどまります。 「関連づけて(対等に扱う)」と「比較考量して(標準とする価格を補助的に検証する)」の使い分けは頻出です。自用=関連づけて、賃貸=収益価格を標準とし比較考量して、と対で覚えてください。

📖 関連するテキスト:38-1 区分所有建物及びその敷地の意義(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

実質賃料支払賃料積算価格比準価格収益価格専有部分純収益

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出典:平成30年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。