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令和4年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問8

総論第4章C 標準

不動産の価格に関する諸原則に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものをすべて掲げた組合せはどれか。

イ 不動産鑑定評価基準総論第7章では、割引率の求め方として「金融資産の利回りに不動産の個別性を加味して求める方法」が例示されているが、これは、代替の原則の活用例である。

ロ 代替の原則は、不動産の価格に関する諸原則の1つであるが、不動産の賃料を求める鑑定評価の手法においても活用が求められる。

ハ 均衡の原則は、不動産はその属する地域の特性と均衡することにより、最有効使用の状態を実現できるとする原則である。

ニ 最有効使用の原則は、鑑定評価の三方式(原価方式、比較方式、収益方式)のそれぞれと関連している。

ホ 予測の原則により、不動産の価格は、価格形成要因の変動についての市場参加者による予測によって左右されるので、不動産の鑑定評価では、不動産鑑定士が市場参加者の観点から予測を行うが、予測にあたり過去の推移の分析は不要である。

(1) イとハ
(2) ロとニ
(3) ハとホ
(4) イとロとニ
(5) ハとニとホ

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正解:(4)

解説

【正解 (4)】正しいものはイ・ロ・ニです。 イ ○:割引率を金融資産の利回りに不動産の個別性を加味して求める方法は、金融資産と不動産との代替関係に着目するものであり、代替の原則の活用例です(総論第4章、総論第7章)。 ロ ○:賃貸事例比較法をはじめ、賃料を求める鑑定評価の手法においても代替の原則の活用が求められます(総論第4章、総論第7章)。 ハ ×:地域の特性と適合することにより最有効使用が実現されるのは「適合の原則」の内容です。均衡の原則は、不動産の構成要素の組合せの内部的な均衡に関する原則です(総論第4章)。 ニ ○:最有効使用の原則は、原価方式・比較方式・収益方式のそれぞれと関連しています(総論第4章)。 ホ ×:予測の原則に基づく予測に当たっては、過去の推移の分析が重要な基礎となるため、「不要」とする点が誤りです(総論第4章)。 【学習ポイント】均衡の原則(不動産内部の構成要素間)と適合の原則(不動産と外部環境・地域)の入替えは超頻出です。「内=均衡・外=適合」で覚えましょう。

📖 関連するテキスト:9-1 諸原則の体系(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

鑑定評価の三方式賃貸事例比較法価格形成要因最有効使用割引率個別性

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出典:令和4年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。