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令和5年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問6

総論第3章B 重要

個別的要因に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものをすべて掲げた組合せはどれか。

イ 個別的要因は、不動産に個別性を生じさせ、その価格を個別的に形成する要因をいい、土地、建物等の区分に応じて分類される。

ロ 宅地に共通する個別的要因として接面街路の幅員が挙げられるが、一般的に街路幅員が広いほど利便性や快適性は高まるため、住宅地であっても商業地であっても、その要因が価格形成に与える影響の程度は同等である。

ハ 建物の個別的要因を把握する際には、省エネルギー対策の状況について特に留意する必要があるが、昨今環境問題に対する需要者意識の高まり等により、その要因が価格形成に与える影響の程度は変化しているため、変動の原則や予測の原則に基づき日常からその動向に注意を払う必要がある。

ニ 地域要因と重複する個別的要因については、地域分析を適切に行えば、その要因に係る個別的な価格形成も反映できるため、個別的要因の分析を省略することができる。

ホ 商業地における個別的要因の主なものとして、商業地域の中心への接近性や顧客の流動の状態との適合性等が挙げられる。

(1) イとハ
(2) イとホ
(3) イとハとホ
(4) ロとハとニ
(5) ロとニとホ

正解と解説を見る

正解:(3)

解説

【正解 (3)】個別的要因からの出題で、正しいのはイ・ハ・ホです。 イ ○:個別的要因は不動産に個別性を生じさせ、その価格を個別的に形成する要因であり、土地・建物等の区分に応じて分類されます(基準総論第3章)。 ロ ×:接面街路の幅員等の要因が価格形成に与える影響の程度は、住宅地か商業地かといった種別に応じて異なります。「同等」とする点が誤りです。 ハ ○:省エネルギー対策の状況は建物の個別的要因として挙げられており、需要者意識の変化等を踏まえ、変動の原則・予測の原則の観点から動向に注意を払う必要があります。 ニ ×:地域要因と重複する要因があっても、個別的要因の分析(個別分析)を省略することはできません。地域分析と個別分析は別個に必要です(基準総論第6章)。 ホ ○:商業地の個別的要因の主なものとして、商業地域の中心への接近性、顧客の流動の状態との適合性等が挙げられています(基準総論第3章)。 【学習ポイント】「分析を省略できる」「影響は同等」といった手抜き・画一化を認める記述は原則として誤りです。

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この問題に出てくる用語

個別的要因地域要因地域分析個別分析個別性

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出典:令和5年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。