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平成27年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問15

総論第6章B 重要

地域分析に関する次のイからホまでの記述のうち、正しいものをすべて掲げた組み合わせはどれか。

イ 地域分析における標準的使用の判定に当たっては、地域の特性を形成する地域要因の現状を静態的に分析すべきである。

ロ 一般的要因は不動産が構成する地域ごとにそれぞれ異なった影響を与えるとともに、同種の地域に対しては同質的な影響を与えるという地域的な指向性又は偏向性を有しているものである。

ハ 地域分析に当たって特に重要な地域は、用途的観点から区分される地域、すなわち近隣地域及びその周辺地域と、近隣地域及びこれと相関関係にある類似地域を含むより広域的な地域、すなわち同一需給圏である。

ニ 見込地の同一需給圏は、熟成度の低い場合には、当該土地が転換すると見込まれる土地の種別の同一需給圏と一致する傾向がある。

ホ 対象不動産の存する近隣地域の明確化及びその近隣地域の特性の把握に当たっては、対象不動産を中心に外延的に広がる地域について、対象不動産に係る市場の特性を踏まえて地域要因をくり返し調査分析し、その異同を明らかにしなければならない。

(1) ロとホ
(2) ハとニ
(3) イとハとニ
(4) ロとハとホ
(5) ロとハとニとホ

正解と解説を見る

正解:(1)

解説

【正解 (1)】正しいのはロ・ホです。 ロ ○:一般的要因が地域ごとに異なる影響を与え、同種の地域には同質的な影響を与えるという「地域的な指向性又は偏向性」は、地域分析が必要とされる根拠です。 ホ ○:近隣地域の明確化の手順を述べた記述です。対象不動産を中心に外延的に地域要因を繰り返し調査分析し、その異同から地域の範囲を画していきます。 イ ×:地域は発展・衰退するため、地域要因は動態的に把握する必要があります。「静態的に分析すべき」は誤りです。 ハ ×:基準は「近隣地域及びその類似地域」と定めています。「その周辺地域」ではありません。類似地域とは近隣地域の地域の特性と類似する特性を有する地域をいい、単なる隣接・周辺の地域とは異なります。 ニ ×:見込地の同一需給圏は、一般には転換後の土地の種別の同一需給圏と一致する傾向がありますが、「熟成度の低い場合には、転換前の土地の種別の同一需給圏と同一のものとなる傾向」があります。熟成度が低いほど転換後の市場には組み込まれていないと考えれば理解しやすいはずです。

📖 関連するテキスト:13-1 地域分析の意義(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

一般的要因同一需給圏標準的使用地域要因近隣地域類似地域地域分析

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出典:平成27年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。