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令和3年 不動産鑑定士試験 短答式 鑑定理論 問26

総論第7章A 最重要

開発法に関する次のイからホまでの記述のうち、誤っているものをすべて掲げた組合せはどれか。

イ 開発法は、原価法、取引事例比較法及び収益還元法の3手法の考え方を活用した手法であるが、開発法による価格が求められた場合、更地の鑑定評価額決定に当たっては他の手法による価格と関連づける。

ロ 建築を想定したマンション等又は細区分を想定した宅地の販売総額は、取引事例比較法の考え方を活用して査定する。

ハ 建物の建築費及び発注者が直接負担すべき通常の付帯費用又は土地の造成費及び発注者が直接負担すべき通常の付帯費用は、原価法の考え方を活用して査定する。

ニ 開発法は、収益還元法の考え方と同様に投資採算性に着目した手法である。

ホ 市場における不動産の取引価格の上昇が著しいときは、取引価格と収益価格との乖離が増大するものであるので、先走りがちな取引価格に対する有力な験証手段は、開発法のみである。

(1) イとハ
(2) イとホ
(3) ロとハ
(4) ロとニ
(5) ニとホ

正解と解説を見る

正解:(2)

解説

【正解 (2)】誤っているのはイ・ホです。 イ ×:更地の鑑定評価額は、比準価格及び土地残余法による収益価格を関連づけて決定し、面積が近隣地域の標準的な土地の面積に比べて大きい場合等には、開発法による価格を「比較考量」して決定するものとされています(各論第1章第1節Ⅰ1.)。開発法による価格は関連づける対象ではありません。 ホ ×:取引価格の上昇が著しいときに、先走りがちな取引価格に対する有力な験証手段として活用されるべきものとされているのは「収益還元法」です(総論第7章第1節Ⅳ1.)。開発法のみが験証手段であるという記述はありません。 ロ ○:販売総額の査定には取引事例比較法の考え方が活用されます。分譲後の価格を市場の事例から把握するためです。 ハ ○:建築費・造成費及び付帯費用の査定には原価法の考え方が活用されます。 ニ ○:開発法は、投下資本に対する収益性から逆算して土地価格を求めるものであり、収益還元法と同様に投資採算性に着目した手法です。

📖 関連するテキスト:20-1 意義と適用(鑑トレの会員ページ)

この問題に出てくる用語

取引事例比較法収益還元法土地残余法近隣地域比準価格収益価格原価法開発法収益性

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出典:令和3年不動産鑑定士試験 短答式試験(国土交通省)を加工して作成。解説は鑑トレが作成。